Rialto Beach

オリンピック国立公園

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雪に覆われた山頂、広大な原生林、そして人の手の入っていない海岸に温帯雨林と、多様な大自然の美しさを楽しめるのがオリンピック国立公園です。ハイキング、キャンプ、山歩き、カヤック、そして観光に最高の場所です。

場所はどこ?

オリンピック半島はワシントン州にあり、シアトルの西側、アメリカ本土48州の北西の端にあたります。一辺約100マイル(160キロ)の四角い形をしており、西は太平洋、東はピュージェット湾、北はファン・デ・フカ海峡(Straight of Juan de Fuca)にそれぞれ面しています。

オリンピック国立公園は、オリンピック半島の中心から太平洋岸の海岸線まで半径約50マイル(80キロ)の円形に広がっています。そのほとんどは国有林です。

オリンピック山脈の標高は8千フィート(2670メートル)にも満たないのですが、年間を通じて氷雪に覆われています。太平洋から絶え間なく吹きつける、湿った暖かい風が山の西側斜面に大雨を、そして頂上には大雪をもたらすのです。西側の低地や谷の年間降水量は150インチ(380センチ)、そして頂上の降雪量はなんと125フィート(38メートル)にも及びます。

アクセス容易なオリンピック国立公園

オリンピック半島もオリンピック国立公園も、ワシントン州シアトルから2-3時間の小ドライブで着けるでしょう。一番の近道は、フェリーでシアトルからブレマートン(Bremerton)、またはシアトルの北の郊外エドモンズ(Edmonds)からキングストン(Kingston)に渡るルートです。乗船料も手頃で、車一台につき約7ドルもしくは人ひとり3ドル。そのうえ約1時間の道中の景色はとても素晴らしいのです。このほか、ピュージェット湾の南側のタコマ(Tacoma)からぐるりと回って北に向かうルートもありますが、この場合は時間も距離も余計にかかることでしょう。
オリンポス山
オリンポス山

オリンピック半島の住人は非常に少なく、しかも殆どは東と北の海岸沿いの村に集中しています。代表的な村は、北岸にあるポートタウンセンド(Port Townsend)とポートアンジェルス(Port Angeles)。北岸には他にも、古びた小さな漁村が海沿いに続いています。フォークス(Forks)村は半島西側で唯一とも言える町です。ポートタウンセンドとポートアンジェルスには宿泊施設も沢山あります。フォークス周辺には、モーテル6件とそれと同じ数だけのレストランがあります。

国立公園への道はごくわずか

オリンピック半島およびオリンピック国立公園をほぼ一周する環状道路としてはハイウェイ101号線がありますが、国立公園内部への道路はほんの数本しかありません。国立公園へのもっとも一般的なアクセスは、ポートアンジェルスから20マイルほど南下してハリケーンリッジ(Hurricane Ridge)までの5000フィート(1670メートル)を登る道です。ハリケーンリッジからのオリンポス山と公園内部の眺めはまさに圧巻。ここのビジターセンターにはピクニック施設とトイレが設置されており、またいいハイキングトレイルもいくつかあります。ハリケーンリッジから、細い砂利道が南に9マイルほどのオブストラクション・ポイント(Obstruction Point)まで続いています。この辺りを走るには四輪駆動車がお勧めですが、車高が高めの車ならだいたい大丈夫でしょう。観光客が通るような道ではありませんので、混雑も避けられます。車窓の眺めは壮観ですし、また野生動物を目にする可能性も大いにあるでしょう。

また、ポートアンジェルスの西25マイル(40キロ)辺りの地点からソル・ダクリバー(Sol Duc River)に20マイル(32キロ)ほど沿って公園に入り、ソル・ダク・ホットスプリングス(Sol Duc Hot Springs)に通じる道もあります。ソル・ダク・ホットスプリングスは天然の鉱物温泉リゾート地で、近くには宿泊施設やキャンプ場も備わっています。

50マイルも続く天然の海岸線

ポートアンジェルスから50マイル(80キロ)西にあるのがフォークス村(the village of Forks)。ここは昼食を兼ねての休憩にもよし、オリンピック山地西側斜面および太平洋岸周遊中の一夜の宿を取るのにも適当な場所です。

フォークスから先、ルート101号線を南に辿ると、時折西の太平洋の方面に小道が出ているのに気付くことでしょう。この辺りには、手付かずの自然のままの海岸線が全長50マイル(80キロ)以上も続いています。海へ行くには、ハイキングもしくはバックパッキングで手前に広がる荒野を抜けてしか行くことができません。海沿いにはごつごつした崖や波に洗われる岬、砂浜、そしていくつもの岩山や岩の「干草の山」が並んでいます。海岸のそこかしこに、山の斜面から流れて落ちてきた巨大な丸太や切り株が、太平洋の荒波に揉まれて打ち上げられているのです。

摩訶不思議な温帯雨林

フォークスの南約15マイルの辺りから、アクセス道路がホ−リバー・バレー(Hoh river Valley)、オリンピック山地の西側斜面からホ−・レインフォレスト(Hoh Rain Forest)に続いています。そこからさらに40マイルほど南にあるアクセス道路は、クィノールト・リバー・バレ−(Quinault River Valley)沿いを東に続き、クィノールト・レイン・フォレスト(Quinault Rain Forest)です。どちらもビジターセンターがあり、キャンプ場やトレイルも整備されています。
ホー・レインフォレスト
ホー・レインフォレスト

オリンピック山地の西側斜面に連なる温帯雨林は、霧に包まれた素晴らしく、また神秘的な所です。巨大な樅の原生林は300フィート(100メートル)もの高さに達し、シダをはじめとする各種植物がその根元を覆っています。そして幹や枝からはまるで綱をかけたかのように、緑のコケが垂れ下がっているのです。

ハイカーやバックパッカーの天国

マカ族インディアン居留地は、オリンピック半島の北東の端、わずか6マイル四方の広さです。このマカ族は、今もなおカヌーで海に出て、木製の銛で捕鯨を続けている最後のネイティブアメリカン部族のひとつです。マカ文化センター(Makah Cultural Center)では、この部族の興味深い歴史と文化が取り上げられています。

トレイルの全長がゆうに600マイル(960キロ)もあるオリンピック国立公園は、まさにハイカーやバックパッカーの天国と言えるでしょう。所によってはきわめて荒い地形のところもあります。また、山もそれほど高くないとはいえ、万年雪と氷河のため、登山初心者には危険なこともあり得るでしょう。ここはいわゆる、大自然の支配する場所なのです。

原文執筆: Mike Leco

訳:Etsuko Tada


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オリンピック関連のリンク

国立公園管理局のオリンピック国立公園のページ:http://www.nps.gov/olym/index.htm

アメリカの国立公園のページ:http://www.olympic.national-park.com/


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